月と「I」
こんばんは。
当ブログの記念すべき(?)初投稿です。
灼熱の季節も下り坂、夜は随分過ごしやすくなってきたような気が致します。
外へ出てみると満月。明るい夜。
カンボジアで「木」を意味する"メイサーク"と名付けられた大型台風の影響からか、月明かりに照らされた雲が音もなく駆けていきます。
月の満ち欠けと言えば、以前筆者が沖縄の離島で仕事をしていた際に知り合ったIさんの話が思い出されます。
曰く「気分の浮き沈みと月の満ち欠けには何かしら相関関係がある」とのこと。
何やらスピリチュアルな薫りを感じながらも、その根拠について尋ねてみました。
すると、
Iさん「あんだけでかい海の水が月の引力で満ちたり引いたりしとるのに、半分以上水分で出来とる人間が影響受けんほうがおかしいやん」
私「…確かに!」
人体の約75%が水分で出来ているのだそう。
対して地球の面積に占める水分量は約70%と、ほぼほぼ同程度。
となれば潮の干満と同様に人間も何かしらの影響を受けて然るべきだ、というIさんの主張は確かになんとなく正しいような気がしました。
そうしてそれ以上に、地球という非常にスケールの大きなものと、自分というごく小さな単位との間に何かしらの繋がりを発見する視点というのが当時の自分にとっては大きな感動だったように思います。
以来思い出したタイミングで月齢を調べては、なんとなく遥かな気持ちになったりするのでした。
秋に向かって過ごしやすくなっていくこの季節。
皆様も忙しい日常から一時離脱して、月と自分の関係について想いを巡らせながら夜の散歩などしてみてはいかがでしょうか。